「対面CEED in 高知 ~回帰~」に参加しました

November 07, 2023

高知自主ゼミ栽培サークル CEED が開催するイベント「対面 CEED in 高知 ~回帰~」に参加しました.本稿では,このイベントに参加した感想を雑多に述べています.

高知自主ゼミ栽培サークル CEED とは

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「対面 CEED in 高知 ~回帰~」とは

高知の国立室戸青少年自然の家で開催された,1 泊 2 日の合宿形式の対面布教大会勉強会イベントです.フリーテーマで自分の喋りたいことを喋り合うゆるゆる勉強会でした.当日の様子は X で実況されています

発表内容

僕は型と「君のことが大大大大大好きな 100 人の彼女」という作品の布教活動を行いました.発表資料は以下:

他の参加者はディズニー作品の音楽や聖地巡礼,ボイスロイドを用いた動画作成の布教活動や,研究活動のヤバみつらみ話などを話されていました.

感想

お笑い的にもおもろい人しかいなかったのが草でした.完全に会話のノリが Twitter だった.あと,アカデミックな話が多いのかなと思っていたけど,布教活動とか研究コントをする人ばっかだったのも面白かったです.今回の自分の発表はだいぶふざけたつもりだったけど,全然おふざけが足りなかったと反省(?)するくらい.

青少年の心を思い出せたのも良かったです.イベント中は大学院生とは思えない早起き生活だったし,朝はラジオ体操までやりました.夜にべく杯を使って飲んだくれていたのは内緒.

真面目に話します.専攻が異なる人と深いコミュニケーションが取れたことが良かったです.特定の分野の人だけと関わっていると視野とか思考が制限されると思っているので,他分野の人が見ている景色を垣間見られたのが良かったです.特に,D 進する予定だったり国際学会に論文を出したりしている人は身近にあまりいないので,そういった方々の研究に関するお話が聞けて,自分も頑張らなきゃなと思えました.他にも,今回は普段あまり型に馴染みのない方に型の面白さを伝えたかったので,情報系の人に話すときとは違った話のチューニングをする必要があり,現時点の型に関する知識の良い整理になってくれました.少し話が変わりますが,「布教」というアウトプット法はかなり自分に合っているなと改めて感じました.人に見せるから自分用メモより正確に調べるし,一方で解説よりも雑に話してよさそう,みたいなちょうどいい位置にありそうです.あと,自分の好きなことについて話すのは単純に楽しいので,無理せず継続できそうな気もします.最近,自分の好きな曲について,その曲を知らない人とも話せるくらい言語化したいな〜と思っているので,今後布教と称して記事を書いたりするかもです.

対面 CEED の感想というより CEED 代表の赤神さんの話に対する感想ですが,手を止めて哲学的な問いを考える必要性を強く感じました.手を動かしている間は前に進んでいる感覚が得られやすくて安心できるため,表層の目に見えやすい課題に取り組んで早く安心しようとしがちなところが僕にはあります.でも,それだと本質的な問題ではなく,そこじゃないんだよなーと感じられる表面的な問題の解決しかできない気もしています.僕は目的より手段に興味が行きがちなので手段を追求する方針も考えられなくないですが,目的を達成する意味が薄いとモチベが上がらない厄介な性格も備えているので,本質的な問題に取り組みたいところです.経験的に,表現したい世界の目的意識が明確なほど面白いものが出来やすいことを知っているのもあります.勇気を出して,立ち止まる時間をもっと増やすことが今の自分には必要なんじゃないかなと感じる 2 日間でした.

「没入感が高いならばイベントを楽しめている」的な話がありますが,没入感とはイベント中に発生したインタラクティブな体験の量なのかなぁと本稿を書いていてふと思いました.オンラインでも対面でも,話を聞くだけだったらあまり没入感が高くなさそうだし,どちらの形態でも,参加者同士でコミュニケーションを取れたらイベントに参加しているという感覚が強まりそう.関連して,イベントのハッシュタグをつけてツイートすると没入感が向上するのは,ツイートとそれに対する反応(いいねなど)のハードルの低さが効いてそう(つまりインタラクティブな体験を得やすい),みたいな考えがぐわーっと浮かんだりしました.一方で,音楽とか映画を鑑賞する際に使われる「没入感」との違いはわからないです.こっちの没入感は一方向のコミュニケーションなはず.2 つを区別する別の言葉が必要かも.なお,対面 CEED の発表中はずっとハッシュタグ「#対面 CEED」を使って Twitter をやっていて,これはオンラインイベントではよく使われているコミュニケーション手法ですが,対面イベントでもやってみると楽しかったです.発表者の話を止めてしまわないので発言のハードルが下がっていい感じです.ジョークを口頭でぶちかまして場を冷やす恐れもなくて安心.Slack のようなクローズドな場所で発言することに比べて,イベントに参加していない方々にもイベントの様子が届くのもいいなーと思いました.一方でオープンな場の発言は逆にハードルが上がる面もあるので,気軽に発言できる雰囲気づくりも大事そう(それはそう).

イベントの後に参加者たちで行ったむろと廃校水族館も面白かったです.実は行ったことなかった.廃校を水族館にしちゃった点をはじめ,ブーリングなる,ピンがブリのぬいぐるみなボーリングがあったり,飼育員らくらくシステムという,入館者が飼育員さんに代わって水槽についた水滴を拭く最強のシステムがあったりと,ユニークさに溢れていて超絶楽しかったです.水族館に行った後は高知市内でカツオのたたきや鮎の焼き魚を食べる最強のムーブをとっていました.最高すぎる.水族館の話に戻って,参加者全員がそれぞれ魚のぬいぐるみを買っていたのも面白かったです.青少年だからね.

最後に,宿泊場所に現れた G 退治が結構思い出に残っています.強大な敵が現れたら人類は一丸になるアレでした(今回のイベント期間中にちょうどアニメ進撃の巨人の最終話が放送されてて縁を感じる).建物の外に追い出されてしまった G には申し訳ないですが,俺たちの青春がそこにあった.

宣伝

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まとめ

怒涛の 2 日間でした.初対面の方々(赤神さんを除く)と合宿して本当に楽しめるのか!?と不安もありましたが,全くの杞憂でした.めちゃくちゃ楽しかったです.来年も対面 CEED を開催する機運があるみたいなので,なんとか都合をつけてまた参加できたらいいなーと思ってます.布教したい作品はいっぱいある!!

最高のイベントをありがとうございました!! 他の CEED のイベントなどでまたお会いできると嬉しいです.To Be Continued…


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Written by ajfAfg.